日本テレビ系列で毎年放送されるチャリティ番組「24時間テレビ」の、番組内で集められた寄付金は、一体どこへどのように使われているのでしょうか?
世間の注目を集めていますよね。
そこで今回は・・・
- 24時間テレビの寄付金の使い道は?
- 着服・横領の可能性はあるのか?
- 管理組織はどんな組織なのか?
これらについて、徹底的に調査しました!
24時間テレビの寄付金の使い道は?

24時間テレビで集められた寄付金は、「公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会」を通じて、経費を一切引くことなく、全額以下の3つの分野の支援活動に活用されているようです。
福祉
福祉車両の贈呈、障害者支援施設への支援など
全国各地の福祉施設に車椅子やリフト付きバスなどを寄贈
環境
環境保護活動への助成、環境教育の推進など
環境保護団体への助成、植林活動の支援
災害復興
被災地への義援金、復興支援活動への助成など
東日本大震災や熊本地震などの被災地への義援金、復興支援活動への助成
これらの支援活動は、委員会のホームページで詳細に報告されており、寄付金がどのように役立てられているかを誰でも確認することができます。
https://www.24hourtv.or.jp/activities/info.html
支援先の詳細までは分からない

決算書にさまざまな費用・支援の名目で記載されていますが、支援先の詳細などまで情報を見つけることができませんでした。
支援先は、果たして本当に困っている人に役立ててくれる団体なのか?という点までは、不透明かもしれません。
寄付金を着服している可能性は?

寄付金はどこで管理している?
調べたところ、そもそも、24時間テレビの寄付金は公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」という公的な団体によって管理されており、会計処理なども厳格に行われているようです。
実際に着服したニュース
2023年11月にとんでもないニュースが世間を騒がせました。
日本海テレビ幹部が着服 「24時間テレビ」寄付金、解雇

日本海テレビ局の経営戦略局長の男性が2014年以降、寄付金など計約1118万円を着服していたという事件がありました。
同社によると、本社内で保管していた24時間テレビの募金の一部を持ち出し、自身の銀行口座に入金するなどしていたということです。
このニュースが知れ渡ったことにより、世間からは「寄付金着服」のイメージがかなり強くなりました。
31拠点で独立した管理体制?
また、委員会のホームページには以下のように書かれていました。

「全国からお預かりした寄付金の管理及び適切な執行を目的として、番組を放送する全国31社の放送事業者によって組織されています。全国各地のチャリティーキャンペーンは、各放送事業者がそれぞれの放送エリアで独立して実施しています。」
昨年の事件に加え、委員会のホームページに書かれているこの文言から考えると、委員会で管理しているとは良いつつ、実際は各放送局で独立管理になっていると思われます。
結果、上記のようば、現場レベルでは横領・着服のような事態が起こるのでしょう。
現金で募金されたお金は、実際にどのくらい集まったのかは現場の人しか把握することができず、一度裏に持って行かれたお金の全てが、本当に委員会の数字として反映されているかは、もはや関わっている人本人以外、一般の私たちは誰も知ることができないと考えられます。
再発防止策は講じているのか?
改めて、寄付をしてくださった皆様、チャリティー事業に関わってくださった皆様、並びに視聴者の皆様に対し、心よりお詫び申し上げます。今後、チャリティー委員会は再発防止のための新たなルールに則り、寄付金の管理にあたってまいります。
24時間テレビチャリティー委員会
このような文章の始まりとともに、再発防止について記されていますが、続きにはさらに気になる内容がありました。

やはり、調査をすると、寄付金が入った封筒が紛失したりしているようですね・・・
本当に大丈夫なのか、不安は拭えませんね。
委員会の役員は誰?
この24時間テレビチャリティー委員会の役員について調べてみました。
会長:八木 元
副会長:佐々木 豊
理事:林 泰一郎・芳賀 広記・佐藤 恭仁子・有吉 博憲
監事:前川 研吾
芳賀広記氏は、中京テレビ放送株式会社 ビジネスプロデュース局 局次長を務めていらっしゃるようであるとの情報は見つかりましたが、それ以外の方は有力な情報が見つかりませんでした。
どこの誰かも分からぬ人物が、私たちが寄付したお金の使い道などを決定していると思うと・・・少しモヤモヤが残りますね。
委員会の役員報酬は月額10万円
公益社団法人 24 時間テレビチャリティー委員会「役員の報酬等並びに費用に関する規程」によると、役員報酬は毎月10万円のようです。

少なからず、募金の一部が、得体の知れない誰かの報酬にもなっているということですね・・・
これを見て、私はショックを隠しきれません・・・
まとめ:ブラックボックスもある可能性
24時間テレビの寄付金は、委員会のよる管理体制のもと、福祉、環境、災害復興など、様々な分野で社会貢献のために役立てられていることは分かりました。
しかし、組織の実態としての透明性としては、半信半疑なところあり、どこかで私たちが支援した支援金の行方はブラックボックス化している部分もあるのではないかと強く感じました。
そして、運営組織の役員は調べてもどのような方かは分かりませんでしたが、少なくとも組織から報酬を受け取っているようでした。
この実態をあなたはどのように受け取られましたか?
良い行いをしているからこそ、全てにおいて透明性高い組織運営と、世間への公表をしていただくことを期待しましょう。
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